脳内出血による後遺症③常に不安がるようなった性格
私は17歳で脳内出血して22歳で再出血しました。
1度目は1ヵ月半ほど、2度目は1ヶ月弱ほど入院していました。
この二回の入院期間中と退院後では私の心境の変化はどんなものだったのかについて、ちゃんと文章に残そうと思います。
【1度目の入退院】
「入院前」
高校を卒業したら建築学部のある大学へ進学し、後には1級の建築士になろうと画策していました(^^)
直感的かつ独創的な発想で、斬新な建築物をたくさん設計してやる!と本気で考えてました(^^;)
そして、そのためにはどこの大学に進学するのがいいのかまで、誰に言うこともなく密かに計画を練っていました。
とにかく活発で自信過剰気味な人間だったと思います(^^;)
「入院中」
入院中最初の頃は、とにかく何もかもが新鮮な日々でした。
落ち込むこともほとんど無く、記憶ができないおかげでいつも新発見の連続でした(^^)
また、真っ直ぐ歩くリハビリやお箸を使えるようにする練習など、毎日それなりにやることがあったので退屈しませんでしたね。
そういえばおしっこを尿瓶にすることなんて滅多にないことなので、これもとても新鮮な感じでした(^^)当時ベッド上安静状態だったので、大のほうは動けないときは親類にしてもらい、その後はポータブルトイレを無理借りてもらっていたと思います。
看護師さんに下の世話してもらうのはとても恥ずかしく抵抗があったもので・・・・(^^;)
入院生活が1ヶ月も過ぎる頃には、毎日「いつ退院できるのか」先生に聞いていました(^^)
入院中はみんな優しかったので、それに甘えていました。
「退院後」
退院したのは3月になってからだと思います。
病院内では、ずーっとエアコンで快適温度の中生活していました。なので、家はとても寒い環境の違いがあるということをすっかり忘れていたのです。
家はとても寒い!
寒かったので生活のほとんどをコタツのある居間で過ごしていたと思います。
「あー、こんなことならもう少し病院に入院しとくんだったなあ」と後悔したこともありましたね(^^;)
ただ休むわけにもいかないので、日中はリハビリになるようなことをしようと考えていました。
といっても茶碗洗いや洗濯物干しなど、簡単な家事だけでしたが・・・・。
それから退院後は思いもよらない後遺症で悩まされました。
寝るときに、頭を心臓よりも低くしてしまうと、目の前がぐるんぐるん回り始めてしまうような、ひどい乗り物酔いのような感覚に陥るようになっていたのです。
そうなってしまうともうだめで「枕を高くしてあるひとつの体勢でしかいられなくなる病」になってしまいます。
眠たくなくても動くと目の前がぐるんぐるん回り始めちゃうので、他に何もすることは出来ず「寝る」しかありません。
枕から頭が外れていたらアウトなので(しかもかなり高さ高め枕です)、いつも朝目覚めたとき目の前がぐるぐる回っていないか不安でした。
起き上がるときもそっとそーっとゆっくり起き上がっていました。
それからですね、何かと不安がる性格になっていったのは。
この後、3月にガンマナイフ手術を受けるために愛知県まで行くことになります。