私は脳動静脈奇形でラッキーな男です＾＾

この頃よく考えます。

私は最初のＡＶＭによる出血時、眠るように意識不明になりました。
そして目が覚めたらいつの間にやら手術は終わっていました。

今考えればこれは、とてもラッキーなことです。

血腫が頭蓋に触れて頭が割れるように痛くなったわけではないし、
手術前に造影検査やなにやらしたことも覚えていないし、
「痛かったらどうしよう」「麻酔はきちんと効いてくれるのだろうか」「無事生きていられるのだろうか」など信じられないほどの不安な気持ちと戦ったわけでもありません。

家に帰って、
コタツに入って、
少し頭が痛くて横になって寝てしまって、
目が覚めたらいつの間にか手術をしたことを周りから聞かされる。

本人痛い思いとも不安な気持ちとも全然戦っていません。
最初右半身が動かなかったのはショックでしたが、その後動くようになり、日常生活上は問題なく動きます。
（まあ、たまには下手うちますけども）
今から思えば、本当に本当にラッキーな男です。
（そのかわり２度目の出血のときには本当に痛くて死にたくなりましたけども＾＾；）

ラッキーな男にはラッキーな男にしか出来ないことがあります。
障がい者が横柄になることも卑屈になることもなく、もっと世の中のみんながバリアフリーな生活ができるような明日になったらなあ、そんな世の中になれるように少しでもお手伝いしたい、そう思っています。