脳内出血に伴う頭痛は想像を絶します
脳内出血という症状は、若年であればあるほど激しい痛みを伴います。
なぜなら、頭蓋と脳みその間がほとんど無いため、ほんのちょっと脳みそや血管が腫れて頭蓋などにほんの少し触れるだけで、とても激しい痛みを伴うからです。
これが、どんどん歳をとることで脳みそが縮んでくると頭蓋と脳みその間の空間が広くなってきますので、そうすると脳みそが少々腫れても頭蓋に触れることがないため、何らかの症状を発症していたとしてもその発見には時間がかかるようになります。
なので年齢が若ければ若いだけ見つかるのも早いんです。
私は2度目のとき経験しましたが、とにかくすごい痛みでした、というか痛いなんていうもんじゃないです!
よく「頭が割れるほど痛い」とか言いますが、そんなもんじゃない!
ちょっと形容の仕方が悪いのですが、まるで頭の中をクギかなんかでグリグリグリグリィ〜〜ッと掻き回されるようなというか、頭をどっかに投げ捨てたくなるようなというか・・・・・、こんなことならもう死んだほうがましじゃないか!と思いました。
でも死ぬことは出来ません。なので、頭痛が続くあいだずっとベッドの柵を蹴ってました。退院する頃には柵が変形しちゃってました(^^;)
あまりにも痛くてこらえることなんて出来なかったので、なにかに発散したかったんです。(実際はそれくらいでは発散できてませんでしたけど(^^;))
夜は夜で、痛すぎて眠ることなんて到底出来ないので、筋肉注射(モルヒネ注射?)を肩にしてもらいました。
あれを注射すると、意識が急に遠のいていくのが自分でも分かります。グワァ〜っと、目の前の世界がだんだん真っ黒になっていくような、ホント強制的に意識が遠のいていきます。
今考えると、体にとってはあんなの打たないにこしたことはなかったのでしょうが、あのときは痛みがすごすぎてどうしようもありませんでした。
しかし強制的に眠らされたのにもかかわらず、4,5時間は効くはずの注射が2時間半くらいで目が覚めちゃうんですから困ったものです。
若さゆえだったのでしょうが、次の処方ができるまで確か4時間以上?5時間以上?の間隔が必要だったので、それまではひたすら痛みに耐えていました(柵を蹴りながら(^^;))。
今となっては、普通の人はほとんど経験することのない、それはそれは貴重な体験が出来たわけなのでよしとしています!