両親の優しさ&思いやり
左目が見えていない・・・・、
ついにバレてしまいました!(・・;)
こりゃ、「しこたま怒られる」と思い、覚悟を決めていました。
さて、両親の反応は・・・・・・!?
以下、そのときの様子です。
父:「(私の右目を手で隠し)大吾、これ何本か?」
私:「(蚊の鳴くような声で)分からない・・・・」
父:「そうかー(沈黙)・・・・・・、よし、分かった!」
私:「(あれ、怒られないぞ?どうして?)」
後から聞いた話ですが、ずっと何年も視力検査のたびに
「いつバレるか、いつバレるかとずっと怯えながら
考えていたのかと思ったらかわいそうで何も言えなかった」
と言っていました。
そんなことがあってからというもの、私はまた父と色んなところに行っては
どこどこの治療法を試したり、違うところでも試したり、
6年生になるまでの3ヶ月間行ける所はすべて試しまくりました。
しかし収穫なし。
そんなある日のことでした。
父と2人で本屋さんに行きました。
私は漫画のコーナーに一直線なのですが、
父はいつものように私の左目のことについて何かいい情報はないかと探していました。
本棚から取り出しては読み、取り出しては読み。
そして本屋に着いてから15分くらい経った頃、父が私を呼びました。
行ってみると、「どう思うこれ、世界にはすごい人がいるもんだねー」と
本の中の写真を見せています。
よく見てみると、それはとてもすごいのですが、ある意味グロテスクな写真でした。
私は「こんなことが人の手でできるの?」と、一瞬まばたきした後
もう一度その写真を覗き込んでいました。
とても信じられない思いでした。それにとても痛そうです、
というか「普通こんなことされたら痛すぎて意識がなくなるんじゃ?」
とにわかには信じられません。
でも映っていた患者?は女性でしたし、痛そうな表情でもありません。