スポーツ大好き少年だったあの頃・・・・
私の左目は小学校に入る頃から見えていないということは、以前このブログでお伝えしました。
私は、小学校1年から高校2年時に脳内出血するまでの10年間はとても活発でした。
体を動かすことが大好きで、テレビゲームなんかはほとんどせずにずーっと外で遊んでいました。
ただ、「野球」や「ドッジボール」、「バレーボール」などはとても苦手で・・・。(というか今でも苦手ですが(^^;))
なんで苦手なのか?その答えが17歳時の脳内出血を経験してやっと分かります。
右目しか見えなかったため、生活空間における距離感というものが全く分からない、これが原因だったんですね。
だから・・・・・・、
野球で、ボールの距離感が分からないからキャッチボールも満足にできず、バッターになるといつも空振り!
まぐれで当たったかと思えば、ほとんど振り遅れのファーストゴロorファーストフライorファール!
守備では、ボールとの距離感が分からないからフライも捕れない!
キャッチャーなんてもってのほか!
ってなっちゃってたんです。
多分みんなからは「あいつは下手くそ」の烙印を押されていたと思います(^^;)
バレーボールもドッジボールも全然ダメでした。
でもそんな私でも、サッカーやバスケットボールは得意でした(^^)
なぜなら、どっちのスポーツも地面(床)と言う間接的に距離感を把握できる対象があったからですね。
必ず地面があるので、空間を把握することができました(当時はなんでサッカーだけこんなにうまくできるのか不思議でしたが(^^;))。
特にサッカーは大好きでした(^^)今でもボールがあれば蹴りたくなるくらいです(^^)
それにしても、まさか目のせいだったと分かったときは気が抜けちゃった感じになりました(^^;)
私は30歳まで、頭を心臓より下にやることができませんでした。
頭を心臓より下にすると、ひどい船酔いのような感じというかなんというか気分が悪くなり、とにかく目の前がぐるぐる回りだして立っていられなくなってしまうのです。
なので朝起きたときに頭が枕から外れこの症状がでてしまうと、ほぼ1日中頭を心臓より上にした状態で(枕を高くして)、ある一定の角度で安静に寝ていなければなりません。
これがとても辛い(^^;)
今さっきまで寝ていたわけなので、さらに寝ることなど出来るわけもなく、でも動けない(^^;)
なので漫画を読むか、ぼーっとするか、ある一定の角度の先にテレビを置いて観るか、ぐらいしか出来る事はありませんでした(まあほとんどはテレビ見てましたけど・・・・(^^;))。
こういう状況なので、その日はトイレには這って行きましたし、食事もある一定の角度の状態でも食べられるように、パンとかおにぎりとかのみでしたね(^^;)
ところが、30歳も超えたある日のことでした。
ある先生にある施術をしていただいたのですが、その日を境に頭を心臓よりも下にやってもいつもの症状が出ないことに気が付きました。
というのも、施術後トイレの洗面で洗った手を拭こうとハンカチをポケットから取り出すときに、不意に落としてしまい、それを拾おうととっさに腰を曲げてしまったんです。
いつもならここでもうアウトです。目の前がぐるぐる回ってしまうはずです。
なのに、何事もなくハンカチを取り手を拭いています。
そしてトイレを出ようとしたその瞬間・・・・、やっと事の「すごさに・重大さに」驚いていました。
「(あれっ?俺いつもの症状出ていないじゃん!?)」
「(うぉっ!?なんで?)」
と思ってもう1回屈みます。症状は出ません。
その瞬間、叫ぶことはしませんでしたが、心の中では大はしゃぎでした!!
それからというもの、「1日中頭ぐるぐる現象」は起こっていません!
今では枕も低くしていますし、別に無くても寝られるようになりました!
私にとってはこれはとても驚くべき事件でした(^^)
いつも寝る前に枕を高くして(しかも横長の枕を使って)起床時に頭が枕から外れていないように祈りながら(?)寝ていましたから(^^)